愛すべきエンスーたち

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エンスーとは


デートに車!

デートで乗るなら「2ドアクーペ」!
ミニバン全盛のこのご時勢に、そう思う私は、やっぱり古いんだろうか。

先日、カラオケでユーミンの「DESTINY」を気持ちよく歌っていたら、「みど~りのクウペが停~まる~♪」という歌詞が出てきて、ふと2ドアクーペを懐かしく思い出した次第。

そういえば、小娘だったころ、117クーペなんて車に憧れたものだっけ。
このコラムにも以前書いた、「前奏曲」という名の「P」も娘時代の憧れの車だった。
4ドアじゃなく、2ドアがよくって、ボディカラーもできれば原色!

デートには車がつきものだったから、女子の側も大いにそれを期待し、好きな車種の一つや二つは知っていて、男子禁制のガールズトークの席でひそかに情報交換することも。
男子も高校卒業と同時にこぞって自動車学校に通い、われ先にと免許取得にいそしんだものだ。社会人になってから最初の大きな買い物は当然、車。で、「見せびらかし」の洗礼を幾度となく受けてきた。

だが、しかし。
今どきの若者は「持たない」「乗らない」「欲しくない」と、車に対するプライオリティがとっても低いという。
私を含む中高年層が車を「持つ」「乗る」「欲する」ことに、並ならぬ情熱を(未だに)たぎらせているのに対し、とっても淡白であるらしい。

実際、知り合いの20代男子数人に聞いてみても「車買うお金があったら、貯金します」「車は貯金が貯まってから、買います」ときわめて堅実な声ばかり。車ってローンで買うもので、自分にローンという負荷をかけながら、その分、仕事もがんばるぜ、というのはもはや昔のスタイルなのかしらん。

一方、50代半ばの知り合いは、つい最近まで国産メーカーT社のフルサイズラグジュアリーセダンMを乗り回していたが、昨今のガソリン価格の高騰のあおりで、あっさり同じメーカーのハイブリッドカーPに買い換えた。
でも、やれ節約だ、省エネだと言っても、彼が車自体を手放すこと決してない。車の方向性はちょっと変わっても所有する車を「見せたい」「乗りたい」「自慢したい」気持ちは、彼が20代の頃の意識となんら変わりないからだ。だって、彼らは高度経済成長とともに追い越せ追い抜けと無我夢中で働き、それと同じくらいのパワーで消費しまくってきた世代なんだもん。消費欲はそうそう消えやしない。

イカシタ車にカワイイ彼女の「デートに車!」世代(主に40代以上を指す)、まだまだ消費に意欲的ではあるが、彼女を作る元気は不足気味な様子。乗せる相手が奥様オンリーになっているのは、はたから見てもちと寂しい。以前、たまたま若いギャルを同乗させていたのを見かけたので、冷やかしたら...
「それは娘じゃ」と言われた。