愛すべきエンスーたち

バックナンバー
バックナンバー一覧

エンスーとは


お子さまと車

子どもを車に乗せていると、どうしてあんなに車内がアメくさくなるのだろう。

人工的なフルーツくささといおうか…
グレープ味とか、コーラ味の飴やラムネ菓子に付着した子ども好きする甘ったるい香料が、そこはかとなく後部座席あたりから漂ってくるのだ。

それは多分、シートの下にそれら菓子類が転がっているからだろう。
そんなアメくさい車には必ずと言っていいほど共通して装備されているものがある。
チャイルドシートとウォールポケットだ。

未就学の子どもがいると、保育園への送迎や外出時にチャイルドシートは欠かせない。助手席の後ろに貼り付けたウォールポケットも必携だ。紙おむつ、おしり拭き、箱ティッシュ、ストローなどを一式収納。これらの子供用グッズはいざというときにすぐ使わねばならないので、車内に常備しておくに限る。

で、シートの下にはお約束のように、おまけやらお菓子の類が散乱。あめやガムならまだいいが、チョコレートでも落ちていた日にゃあ…。ぬくもった車内でとろけたそれは無残にもシートやフロアマットに黒いシミを残す(シミがあるのは母さんのほっぺただけでいいっつ~の!)子どもが小さいほど、車内はかように散らかり、汚れ、お菓子くささに包まれることになる。

わが家は子どもが生まれてからずっと軽のワンボックスに乗車してきた。子どもが赤ん坊だったころ、ベビーカーが乗せやすいのと、抱いた子どもを乗り降りさせやすい、ただそれだけの理由で購入を決めた。実際、ベビーカーを積むのが楽だったし、ベビーカーを卒業したあとも、海水浴用のパラソルや浮き輪、キャンプ用のテントやアイスボックスといった子連れレジャー用アイテムが積み込みやすく、重宝している。

とはいえ、上の子ももうすぐ12歳。そろそろ軽のワンボックスにはおさらばして、母さんが希望する4ドア4シーターのスポーツタイプの車に乗り換えてもいいんじゃあないの~と夢みるが、そんな私の夢を見事に打ち砕く現実がそこにある。

わが子二人は、幼児のころから後部座席を思い切り倒して車で寝る癖が未だに直らない。というか、やつらは「車では寝るもの」と思いこんでいるらしく、ある日乗った実家の車の後部座席が倒せないことに「あり得ない!」と真顔で抗議する有様。

あの~、いつまでもシート倒して寝こけているあんたらのほうが特殊で、普通の子どもはちゃんと座って乗車するんですけど。いつになったら買い換えられるんだろう、うちの車・・・。

※この記事は実話をもとに書いたものです。