
先日、事務所から自宅に向かって車を運転していたら…。
国道から西広島バイパスにあがる付近で、後方にサイレンを鳴らしながらパトカーが接近してきた。何事? と思いつつ道をあけ、パトカーを優先した。
しばらく走っていくと、先ほどサイレンとともに走り去っていたパトカーが停車し、中から2名の警察官が出てきて進行方向とは逆に走りながら、何かを追っている。
なに? なに? と目を凝らすと、2人の警官が追っていたのは犬。愛らしい1匹のビーグル犬だった。
なぜ、ビーグル犬が自動車専用道路に迷い込んだかは不明。
まさか野良犬ということはないだろうから、おそらくはペット。車中から飛び出たのか、近隣の家から迷い込んでしまったのか、定かではないが、パトカーが出動していたということは、誰かが通報したか、持ち主が救いを求めて110番したのだろう。
車道をさまようビーグルを警官が追っかける光景など、そう見かけるものではないので、ちょっと衝撃的だった。
車の助手席や後部座席に犬の姿を目にすることが増えた。
先日もスーパーの駐車場で、軽自動車の助手席にゴールデンレトリバーが鎮座していたのを見かけたが、小柄な女性が運転していて、犬の陰になって見えなかったので、あたかも犬が運転しているみたいに見えて、ぎょっとした。
成人して広島市内に住むようになって一番驚いたのは、ペット専用の墓地があり、死んでしまったペットは人間同様、墓地で供養すると知ったことだ。うちの田舎でも子どものころから絶えず犬は飼ってきたが、決まってどこかからもらってきた雑種で、家の外で飼うのが普通。首輪をつけて時々つなぐが、基本的に近所の野山を駆け回っていて、死んでしまった時は庭とか畑の片隅に埋めて弔っていた。
だから、広島の知人が「犬が亡くなったんで墓地に…」という話を聞いた時は心底驚いたものだ。
それだけ犬をペットとして愛し、家族の一員として大切にしているということなのだろう。
雑種しか知らない私にはわからないけれど、愛犬を横に乗せて運転することに喜びを感じ、癒しになるという人も多くいるのだろう。
でも、犬って車の中でうっかりそそうしたりしないのだろうか? シートとかの傷みは心配ないのか? 動物を乗せて運転した経験がないので、疑問がいくらでもわいてくる。
驚いたのは、ペット用の酔い止めの存在。ペットも車酔いするらしく、中には車に乗ると興奮して吠えだす犬もいるので、おとなしくさせるためにも酔い止めを与えるんだそうな。ペット用の自家用車を持つ人もいるというから、わんこもすでに“一人前”に人様と同じ扱いをされているということか…。
車に乗せる、という意味で一番不思議なのは、よく公園とかで、乳母車や自転車のかごに乗せられた犬。犬って、もともと走り回る動物なんじゃ…。高速とか自動車専用道を走っちゃ危険だが、せめて公園くらいは自分の足で走らせてやってもいいんじゃないかい?
※この記事は実話をもとに書いたものです。