購入基礎知識

予算を決めよう!

車選びで大切なのが予算。予算を決めておかないとついつい予算オーバーになりがち。同じカテゴリーの車でも、その車の新車価格や人気、年式、走行距離などによって価格がまちまちなので価格に見合う車なのかをしっかり見極めたい。車体本体以外にも、ガソリン、タイヤなどのランニングコストや税金・保険の諸費用がかかることを頭において自分にベストな車を選ぼう。

中古車の本体価格

中古車の価格は、その車の新車購入時の価格から、年式・走行距離を考慮して値段が付けられている。当然、年式が新しく走行距離が少ない程、高額になってくる。通常、年式が古くなるのに比例して、走行距離も多くなると思いがちだが、中古車市場では「年式は新しいのに極端に走行距離が多い。」「年式は古いが、極端に走行距離は少ない」といった車が割と多く存在する。これは前のオーナーの乗り方によるからだ。例えば「毎日高速道路を使って通勤に使っていたので、年式が新しい割に走行距離が多い」というケースや、「土日に少し運転する程度しか使ってなかったので年式は古いが、走行距離が極端に少ない」というケースだ。気になった時はお店の人に前のオーナーがどの様な使い方を聞いてみると良いだろう。
年式や、走行距離の他にも、その車種の中古車市場での人気や、人気のある色かどうか、傷や汚れなどの車体自体の程度の良し悪し、カーナビの有無とグレード、アルミホイールやエアロパーツ、サンルーフなどオプションパーツの有無など様々な要素が価格に反映している。自分の譲れる点と譲れない点を良く考えて、予算と相談しながら車を選ぼう。

購入時に必要な費用

中古車購入時に車両本体価格以外に必要になってくる費用は多岐にわたる。これらの費用もあらかじめ把握した上で、購入予算を検討しておこう。

消費税

本体価格が大きいだけに消費税5%だけでも高額になるので注意が必要。

自動車税

車の所有者に納付を義務づけられた都道府県税。年に1度、納付書が送られてくるが、中古車の場合、登録の翌月から3月までの規定の納付額を購入時に支払うことになる。

自動車税の納付額  単位:円
総排気量年税額登録月
4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1リットル以下29,50027,00024,50022,10019,60017,20014,70012,2009,8007,3004,9002,400-
1リットル超
1.5リットル以下
34,50031,60028,70025,80023,00020,10017,20014,30011,5008,6005,7002,800-
1.5リットル超
2リットル以下
39,50036,20032,90029,60026,30023,00019,70016,40013,1009,8006,5003,200-
2リットル超
2.5リットル以下
45,00041,20037,50033,70030,00026,20022,50018,70015,00011,2007,5003,700-
2.5リットル超
3リットル以下
51,00046,70042,50038,20034,00029,70025,50021,20017,00012,7008,5004,200-
3リットル超
3.5リットル以下
58,00053,10048,30043,50038,60033,80029,00024,10019,30014,5009,6004,800-
3.5リットル超
4リットル以下
66,50060,90055,40049,80044,30038,70033,20027,70022,10016,60011,0005,500-
4リットル超
4.5リットル以下
76,50070,10063,70057,30051,00044,60038,20031,80025,50019,10012,7006,300-
4.5リットル超
6リットル以下
88,00080,60073,30066,00058,60051,30044,00036,60029,30022,00014,6007,300-
6リットル超111,000101,70092,50083,20074,00064,70055,50046,20037,00027,70018,5009,200-
軽自動車税7,200 -------------

自動車取得税

自動車取得税は自動車を取得した時に納めなくてはならない都道府県税。税額は通常、自動車の取得価額の90%に5%が課税される。(軽自動車と軽自動車以外の営業車の場合は3%)中古車の取得価格は新車価格×0.9×残価率で算出され、その5%(または3%)が納税額となる。乗用車で新車から6年、軽自動車で新車から4年経過した車には基本的に取得税はかからない。また本体価格が50万以下の場合は課税されない。

自動車取得税の残価率
経過年数乗用車軽自動車
新車時11
1年経過0.6810.562
1.5年経過0.5610.422
2年経過0.4640.316
2.5年経過0.3820.237
3年経過0.3160.177
3.5年経過0.2610.133
4年経過0.2150.1
4.5年経過0.177-
5年経過0.146-
5.5年経過0.121-
6年経過0.1-

自動車取得税の計算方法

新車価格200万円の乗用車を3年後に購入した場合は
2,000,000(新車価格)×0.9×0.316(残価率)×0.05(課税率)=28,440円(納税額)

自動車リサイクル料

2005年から施行された自動車リサイクル制度により自動車購入時には自動車リサイクル料の預託が必要となった。金額は車種によって異なり普通車の場合は7,000〜20,000円程度を支払うことになる。

車両重量税 

車検毎に納税する国税で、車の重量によって金額が異なる。中古車購入の場合は次回の車検まで支払わなくても良い。車検時にはその次の車検までの年数分を一度に支払うことになる。

重量税の納付額 単位:円
車両重量1年2年3年
0.5トン以下6,30012,60018,900
0.5トンから1トン12,60025,20037,800
1トンから1.5トン18,90037,80056,700
1.5トンから2トン25,20050,40075,600
2トンから2.5トン31,50063,00094,500
2.5トンから3トン37,80075,600113,400
軽自動車(検査対象)4,4008,80013,200

自動車損害賠償責任保険

自賠責保険と呼ばれる強制保険のこと。自動車の所有者全員に加入が義務づけられている。中古車購入時は車検が残っている期間分の金額を支払うことになる。買い替えの場合は保険会社で手続きをすれば引き継ぎができる。今まで乗っていた車を廃車にする場合は、自賠責の有効期間が1ヶ月以上残っていれば、返金が可能だ。

自賠責保険の保険料 単位:円
車種保険期間
37カ月36カ月25カ月24カ月13カ月12カ月
自家用乗用車44,19043,17031,72030,68019,01017,940
自家用小型貨物車--26,67025,82016,36015,490
軽自動車35,34034,55025,68024,88015,84015,010

任意保険の保険料

自賠責保険の補償限度額は、障害による損害の場合で最高120万円まで、死亡の場合で最高3000万円となっており、実際に事故を起こしてしまった場合に、限度額を超える賠償金を請求されるケースが予測されるため、任意保険への加入はもはや常識といって良いだろう。任意保険の加入率(各種共済保険を含む)は約8割に達すると言われている。

その他諸費用

その他にも名義変更や車庫証明に関する法定費用や納車費用などの支払いも必要になってくる。名義変更や車庫証明の手続きは自分で行なえば、代行手数料を節約できる。また納車時に車を自分で引き取りに行けば納車費用も節約できる。ナンバーを変更する場合はナンバープレートが必要になる他、納車整備費用、下取り費用などが別途必要な場合もある。車検が切れている場合は検査手数料や自動車重量税が必要。細かい事を言えば印鑑証明や住民票の発行手数料なども必要だ。

各種費用の金額の目安
  • 名義変更法定費用(500円〜700円)名義変更代行手数料(2万円程度)
  • 車庫証明法定費用(2,650円)車庫証明代行手数料(1〜2万円程度)検査手数料(1,100〜2,100円)
  • 納車費用(1万円程度)
  • 下取り費用(1万円程度)

※各法定費用は平成20年2月現在の金額です。

ランニングコストについて

購入時には車を維持していくためのランニングコストも頭に入れておきたい。燃料、エンジンオイル、タイヤなど基本的な消耗品のほか、年式や距離によってはバッテリーやエアフィルター、エアコンフィルター、エアコンガス、ブレーキパッド、オートマチックオイル等も早めに交換する必要があるかもしれない。これらについては購入前にチェックして、販売店にサービスしてもらったり、割安で交換してもらえるよう交渉するも手だ。基本的には、グレードの高い車ほど、大型タイヤを採用していたり、ハイオクやハイグレードエンジンオイルを推奨していたりと、交換部品や消耗品が高価な場合が多い。冬用タイヤやチェーンなども、タイヤサイズが大きいと高額だ。税金や保険料も排気量に比例して割高になる傾向だ。また駐車場を借りるのであれば月々の駐車場代金も必要だし、同じ駐車場であってもスペースが広い区画だと料金が高く設定されている場合もあるので気をつけたい。車体本体の購入資金に問題が無くても、維持するお金が高くて困ったということにならないように購入前によくシミュレーションしておこう。

下取りについて

中古車購入時には、今まで乗っていた車の下取り金を購入予算に充当しようと考えている人も多いだろう。下取り価格は、年式、走行距離、人気、程度などによって算出される。会社によって下取り後の販売ルートが違ったり、査定の規程が異なったりするので、下取り価格に差が出るケースがけっこうある。下取り価格の良し悪しも、購入決定の大きな要素になってくるだろう。

ローンについて

自動車ローンには大きく分けて、販売店が信販会社を仲介するローンと、銀行などの金融機関が扱っているローンがある。基本的に金利はディーラーローンよりも銀行ローンの方が低いが、ディーラーローンはめんどうな手続きを販売店が行なってくれるので手間がかからず、審査基準も銀行に比べゆるいようだ。一方銀行系ローンは金利が低いが、諸々の手続きを自分で行なわなければならず、審査もディーラーローンよりも厳しい。銀行によっては口座開設が必要だったりと条件がつく場合もある。手軽さを優先するか金利を優先するかは本人次第だが、どちらにせよ支払いに無理がないように借り入れ計画を立てよう。

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