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Topic.もう一度、知っておきたい自動車保険の知識

自賠責保険に、任意保険、車両保険、対人、対物、等級などなど、普段あまり耳にしない言葉が多く、なにかと混乱しがちなのが自動車保険。もう一度自動車保険のことをよく知っておこう。

自賠責保険(強制保険)について

自動車保険には自賠責保険(強制保険)と任意保険がある。自賠責保険は、自動車の所有者全員に加入が義務付けられており、通常は車検時に次の車検までの保険料をまとめて支払う。

自賠責保険は、補償内容が対人の場合の死傷事故に限られており、昨今では、死亡事故や重度の傷害、後遺症が残るような事故の場合にその補償内容だけでは損害賠償額をカバーすることが出来ないことが多くなっているため、約8割のドライバーが任意保険(各種自動車共済も含む)に加入しているのが現実だ。

自賠責保険の損害に対する補償内容と限度額
 損害の範囲支払限度額
死亡の場合葬儀費
逸失利益
慰謝料(本人・遺族)
3,000万円
傷害の場合治療費等
休業損害
慰謝料
120万円
後遺障害の場合逸失利益
慰謝料等
1級 4,000万円※から
14級 75万円

任意保険について

任意保険の担保種目は対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、搭乗者傷害保険、自損事故傷害保険、無保険者傷害保険、車両保険の6種類ある。その担保種目をそれぞれセットにしたSAP(自家用自動車総合保険)、PAP(自動車総合保険)、すべての中から任意の種目を自分で選択出来るBAP(自動車保険)の3種類が任意保険の基本的なセット商品となっている。

対人賠償責任保険

契約者側の運転手の過失による事故によって他人を死傷させた場合に補償される保険。賠償金額は選択できるが、無制限で設定する場合が多い。

対物賠償責任保険

契約者側の運転手の過失による事故によって他人または公共の建物・物品を壊した場合に補償される保険。補償制限金額は選択出来る。

搭乗者傷害保険

保険契約した自動車に同乗していた他人が、事故により死傷した場合に補償される保険。

自損事故傷害保険

契約者の単独事故により本人が死傷した場合に補償される保険。

無保険者傷害保険

相手側の過失による事故で死傷し、相手が保険に加入していない場合に補償される保険。

車両保険

事故、天災、盗難、当て逃げなどで契約車両が損害を被った場合に補償される保険。すべてを契約内容に含めると保険料が高額になるため、車同士の事故の場合のみ賠償される限定車両保険に自損事故と当て逃げ以外を補償するA特約を組み合わせて契約することも出来る。

※人身傷害補償保険

上記担保種目に加え、最近では人身傷害補償保険と呼ばれるものが用意されていることがある。これは契約者が事故の被害者になった場合に、本人が契約している保険会社から補償を受ける保険のこと。保険会社は契約者に補償した後、契約者に代わって相手側に損害賠償請求を行なう。1998年の自動車保険自由化後、新しく登場した保険だ。

任意保険の基本的なセット内容
 SAP(自家用自動車総合保険)PAP(対物賠償責任保険)BAP(自動車保険)
対人賠償責任保険
対物賠償責任保険
搭乗者傷害保険
自損事故傷害保険
無保険者傷害保険
車両保険

※◯はセット内容に含まれる項目、△は任意で追加が可能な項目
※BAPは対人賠償責任保険・対物賠償責任保険・車両保険いずれかに加入することが条件になる。またBAPは示談交渉サービスがついていない場合がほとんどなので注意が必要。
※保険会社により内容が異なる場合がありますので、詳しくは各保険会社にお問合せください。

保険料の算出と特約・割引

保険料は契約内容(賠償額や賠償範囲)、車種、等級などをもとに算出される。そこに割引が適用されたり、特約を組み合わせたりして各々の保険内容と保険料が決定する。その代表的なものが等級割引だ。これは新規契約時を6等級として無事故の年月が長くなるほど保険料が割引かれる仕組みで、最大60%割引となる。等級は一年間無事故で翌年契約を行なう際に1つ上がる。逆に保険金の支払いを受けた場合は等級が下がり、最大で1等級50%割増になってしまう。※保険会社によって多少の差異があります。

様々な特約・割引

1998年7月の保険自由化で外資系の保険会社が新規参入したことから、自動車保険業界では競争が激化しており、最近では各社で独自の割引や特約、サービスが用意されている。その内容は、用途や年間走行距離などによる特約、エアバッグ・ABSなど安全性を重視した装備搭載車の優遇、ロードサービスの提供など保険会社によって多岐にわたっている。インターネット上には各社の保険内容を比較したり、一斉に見積請求ができるサイトがあるので、うまく活用して自分のカーライフにぴったり合った保険を見つけよう。

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